位牌の種類【塗位牌】

2024.04.27
コラム

 

本位牌の種類について
見た目や素材で大きく分けると、「塗位牌」「唐木位牌」など

他にも数種類あります。

 

それらの中から

今回は「塗位牌」について簡単にご説明します。

 

塗り位牌とは

黒塗りの表面に金箔や蒔絵などの装飾を施した位牌をいいます。

 

 

塗位牌の素材は、ヒノキ、ベニマツ、シナなどの白い木材が用いられます。
乾燥させた木材を整形し、彫刻や塗り、磨きをかけて完成させます。
塗りの工程では、途中で乾燥させたり磨いたりしながら

複数回にわたって塗り重ねる作業が行われます。

 

黒地に金箔や金粉、蒔絵などを施す豪華な装飾を施すためには

多大な手間がかかるため、高価なものも多いですが

それだけ手間をかけているので、仕上がりはとても美しいものです。

COCOROで取り扱っているお位牌は、職人がひとつ、ひとつ手間を惜しまずに

仕上げている本物です。

 

塗位牌の塗料は、天然の漆を使用しますが、現在では漆に似た質感の塗料や

ウレタン塗料が使用されているものもあります。

そういった塗料の金額を抑えた位牌は、比較的安価です。

 

塗位牌は、手間暇をかけた仕上がりと豪華な装飾が特徴であり
伝統的な日本の工芸品の一つとして、多くの人々に愛されています。