位牌 故人と繋がる、心の架け橋
2024.02.20
コラム
大切な人を亡くした時、悲しみとともにその存在を身近に感じたいという気持ちも生まれます。
そんな時に役に立つのが位牌です。
位牌は故人の名前や戒名、生没年月日を記して故人を供養するための
祭壇に飾られる板や札のことですが、単なる板や札ではなく、
故人の霊魂が宿ると考えられており、供養の対象として重要視されています
また、位牌の重要な用途の一つにお盆や彼岸の法要など、特定の仏教行事や
年中行事において使用されるものであるということがあります。
これらの行事では、故人への供養とともに、生きている家族や親族が一堂に会し、
先祖との絆を感じる機会となります。
家族が位牌に手を合わせ、故人との繋がりを感じることが、
日本の伝統的な価値観の一部として受け継がれています。
位牌は時代とともに変化し、現代では近代的なデザインや素材が取り入れられることもありますが
その根底には故人やご先祖様への敬意と追悼の気持ちがあり、その想いを表現していると言えるでしょう。
位牌は、大切な方を偲び、繋がる心の拠り所です。
日々の祈りや供養の際に手を合わせて、故人への感謝や偲ぶ気持ちを伝えましょう。