お位牌選びのポイントは?

2023.09.02
コラム

お位牌には様々な種類があります。お仏壇でお祀りされるお位牌は「本位牌」と呼ばれ、黒色やタメ色の漆塗りの塗り位牌や、黒檀や紫檀などの唐木素材の唐木位牌、美しい蒔絵の施された蒔絵位牌、

クリスタルや石素材など様々な素材で作られたお位牌もあります。

お位牌を選ぶときにはいくつかのポイントがあります。

①故人様にふさわしい意匠、デザイン、色を基準として故人様を

 思い浮かべることができるもので、お仏壇の中にお祀りできるサイズのもの

②すでにお仏壇があり、お仏壇の中にお位牌がお祀りされているのであれば

 ご先祖様のお位牌とのバランスも考える必要があります

③位牌の素材も塗り位牌、唐木位牌、そのほかにもガラスや蒔絵が施された

ものなどがありますので、お仏壇のデザインや他のお位牌とのバランスを考えて

決めます

一般的には、ご先祖様のお位牌をすでにお祀りされている場合には、新たに作るお位牌はご先祖様のお位牌よりも大きくないサイズでつくることが原則と言われています。

それはご先祖様への敬意を払うという意味があります。また、ご先祖様と同じデザインのお位牌にするかどうかということもあります。同じデザインの方がお仏壇の中はすっきりとして見えますが、全く同じものでなくてはいけないというわけでもありません。

お位牌は故人様への最後の贈り物であり、お祀りすることがこころを穏やかにしてくれることにもつながりますから、故人様にふさわしい、納得のいくものをえらんでください。