お位牌の台座の種類【勝美型】
2024.04.27
コラム
お位牌を選ぶ時のポイントには
大きさ、色、素材、デザイン、
故人様のイメージや、仏壇のデザインとの相性など様々ありますが
お位牌の「台座」のデザインにも種類があり
種類によって意味も様々です。
今回は「勝美型」と呼ばれるお位牌について簡単にご説明します。
勝美型はデザイン性を重視する方によく選ばれるタイプの位牌です。
特に、札の頭が木瓜型となっており、春日型のような半円型とは異なる形状が特徴です。
この木瓜型の札は、品格を感じさせるデザインとして人気を集めています。
春日型のような台座に前垂れを付けた形状も特徴の一つです。
そして、勝美型の最も特徴的な点は、台座に施された「金虫喰い」の装飾です。
この装飾は、ひとめ見た瞬間に気付く存在感があり、位牌全体のデザインに深みを与えます。
金虫喰いは、木材が虫に食われた跡を模したものであり、その風合いや模様が位牌に独特の趣を与えます。
また、勝美型の札板の頂点が丸くなっている「木瓜紋」は
「子孫繁栄を祈る」という良い意味合いが込められています。
そして、特に「勝美型」と呼ばれるカマチ座(足部分)は、非常に重厚感があり、お位牌の中でも高級な分類に入ります。
勝美型の位牌は、デザイン性を重視しつつも格式や品位を感じさせるデザインが特徴であり
多くの人々に愛されています。