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  • 私たちの理念と想い

代表 舩山 博貴 

「心がより豊かになる、みんなの会社創り」

私は、会津屋で4代目社長を務めています。
経営の在り方として大切にしていることは「会社はみんなのためにある」という考え方。会社とは、私達経営陣だけではなく、社員がいて、その先にお客様もいてはじめて成り立つもの。

「みんなの会社創り」を掲げ、社員の皆さんとの信頼を基軸にボトムアップ型のマネジメントにシフトしていきました。

会社全体が良い雰囲気で仕事をできるようにするために、根本に置いているのが信頼関係の構築。
仕事ができることも大事ですが、会津屋ではプライベートなことも話せるような関係性作りを心がけています。家族構成や休日の過ごし方、子どもさんの話などテーマは多岐に渡ります。

10代の若手から70代の方まで働いている職場環境で、働くみんながどんな人間性で、どんな人生を生きているのかを知ることができることで、サポートし合えるような会社作りに繋がるのではないかと思います。
ご体調が優れなかったり、ご家庭の事情で仕事をするのが難しかったりするときに、その人の状況を知っているからこそ助け合える。

休むことが必要な際に、安心して別のメンバーに任せることができる。助けてもらって、今度は誰かが困った際にサポートに入る。そんな関係性を築くことが、良い仕事を生み出す根幹になると考えます。

会津屋が実現したいのは「人の心を豊かにする」こと。

お葬式には最初にお電話を頂いた時から、ご相談、お式の最中、アフターフォローに至るまで、様々なタイミングで心を豊かにするポイントがあります。

故人様との思い出を思い返せる時間を取り、どういった人生を歩まれて、どういう気持ちでお見送りをしたいのか。
ご家族様が、故人様への想いを大切にし、心からのありがとうを伝える。そんな時間と空間を提供することで、お客様の心がより豊かになるお手伝いができればと思います。

お線香のご購入の際も、会津屋では「どんな用途で、どなた向けのものですか?その方とはどのような関係性で、どのような思い出がお有りなのですか?」とお客様にお話かけるようにしています。
ただの仏具購入ではなく、会津屋を通じて供養を行う際には、故人様との思い出を思い返すきっかけになる。故人様との記憶を大切にしながら、供養できることが心の豊かさに繋がるのではないでしょうか。

心が豊かになる、そんな経験は心あたたまる時間になると思います。そしてその経験は他の人にしてあげたくなる。他の人に喜んでもらえると、さらにまた心が豊かになる。そんなサイクルが生まれたらとても素晴らしいと思いますし、そんなお手伝いを私たちが出来たら、これほど幸せなことはないと思っています。

会津屋はこの先何十年も続いていく、そんな会社でありたいと考えています。
誰が経営者になっても大丈夫な会社を目指し、スタッフが更に自由度と責任を持って働いてほしい。みんなが自由に楽しく働き続けることができて、各々が独立・自立していく在り方こそが「みんなの会社創り」。

会津屋がお客様や社会から、これからも必要とされる会社でいられますように、心が豊かになる瞬間をたくさん紡いで参ります。



【スタッフ紹介】

 

 


 

丹羽 聡 

「わかりやすく、丁寧に」


葬儀の施行・担当を持って実施する全般を仕事にしています。

妻のお祖母さんが亡くなった時に、葬儀をしてもらったのが会津屋でした。
正直、これまでは葬儀に対してあまり良いイメージを持っていませんでした。偏見もありましたが、葬儀について右も左も分からない私に、会津屋の当時の担当者は丁寧に説明してくれました。

葬儀は重苦しく、悲しいものと、抱いていたイメージが払しょくされました。
締め付けられるような想いだったのに、最期のお別れで、お祖母さんを明るく笑顔で送り出せたんです。

会津屋で仕事をし始めて、自分も関わるお客様に丁寧に寄り添いながら、説明したものが伝わった時に喜びを感じます。

特にお年を召したお客様は、話を全て理解することが難しいこともあるかと思いますので、より細かくていねいに説明することを心がけています。お祖母さん世代から、私に直接指名をくださることも多くて。昔から、私がおばあちゃんっ子だったことも影響しているかもしれません(笑)。

足腰が悪い方もいらっしゃいます。立ち時間が長くなった時には、椅子を差し出したり。よくお客様を観察して、どのように配慮すれば、お客様に安心していただけるか常に気を配っています。

葬儀は、究極のサービス業だと考えています。
私もそうだったように、突然身近な人が亡くなって、何をどうしたらいいのか分からず、不安になる人は多いと思います。困っているお客様に寄り添い、分かりやすくていねいに説明して差し上げることで、気持ちを整理していただけるように。

会津屋は、一人だと難しいことも、スタッフみんなで協力して、助け合えるまとまりがある会社です。
葬儀のご依頼が重なると、限られた人数で葬儀を担当することもあります。そんな時でも、「ここは助けが欲しい」と発信すると、誰かしらが手を上げてサポートし合えるコミュニケーションが日常的に実現しています。

私が初めて会津屋に出会った時に、葬儀に対してのイメージが変わったのは、スタッフが笑顔で明るく、希望を持って仕事をすることを大事にしているからかもしれません。

司会の役割を担うことは増えてきましたが、まだまだ勉強中の身分です。多くの方が参列に来られるご葬儀は、関係者も増えて、段取りを組む難易度が上がります。私自身もっとレベルを上げて、更にお客様のために、臨機応変に対応できる力を身に着けていきたいです。


 

熊倉 稔郎

 「供養を通じた永続的なお付き合い」

 

私は仏壇部に所属し、お仏壇やお墓のご購入のお手伝いをしております。

千葉で生まれ、長く東京で過ごし、飲食店での仕事を17年程続けていました。
父親の出身が新潟。自分が若いうちに地元に戻ってこないと、父親の面倒を見たり、仕事と生活を両立させたりすることが難しくなると考えていたので、40歳を目途に村上に来ることを決めていました。

40歳で踏ん切りをつけることは昔から決めていましたので、迷いはありませんでした。長い接客経験を活かし、人と携われる仕事をしたいと思い、ここ会津屋で新潟での仕事を始めることに決めました。

仕事をする上での喜びは、お客様にご提案したお墓やお仏壇を気に入っていただけること。
私のご提案を信用していただき、ご購入いただいたお客様とは、一周忌や三回忌などで継続的に接点を持たせていただいています。困った時にご相談していただける関係性を築けることは、この仕事のやりがいですね。

ご家族様によって、供養への価値観は違うと思います。供養にこだわりを持つ方もいれば、宗教心が薄く慣れていらっしゃらない方もいる。
大切なのは、お仏壇やお墓を買ったらそれで終わりなのではなく、その後の故人様・先祖様へのお気持ち。

これまで故人様のことを振り返るのが難しくても、お仏壇に向き合うことによって、思いを伝えることもできる。

お仏壇を通して、お話ができる。いいこと・悪いこと、1日あった出来事を、お仏壇に向かって報告する。手を合わせてお参りをして、話しかけられることが、心の拠り所になると思うんです。

死は確かに怖いものかもしれませんが、お仏壇を通じて供養することで、怖いものではなくなるかもしれない。お客様に合った安心感を与えることができればと思い、日々供養のお手伝いをさせていただいています。

入社した当時は、葬儀のことについて何も分かりませんでしたし、正座をすることもできない、お客様が何を話されているのかも聞き取れないような状態からのスタートでした。
まだまだこれから頑張らないといけませんが、やっとお客様の供養への考え方や地域独特の風習など、お客様が話している会話に理解を示して寄り添うことができるようになってきました。

お客様とその場限りの出会いではなく、供養を通じて永続的にお客様と繋がっていけるような人間関係を一つでも多く作っていくことがこれからの目標です。

営業マンとしての付き合いではなく、困った時に「熊倉さんに電話一本かければ何でも解決する」と頼っていただけるようなお付き合いを目指して。気を遣わずに話せる人が身近に一人でもいれば、何歳になっても安心なのではないでしょうか。


 

越善 正也

 「一生に一度の人生の卒業式」

 

私は葬儀部に所属し、お客様との打ち合わせや式の進行のお手伝いをしています。

会津屋で働く前は、ヘルパーになりたいという夢を持っていました。
昔からおばあちゃん子だったこともあってご年配の方が好きで、お世話をするような仕事が自分に合っているかもしれないと感じていました。

ヘルパーになるためには資格が必要。資格を取るためのお金も必要でした。将来の夢の実現を見据えて、まずは働けるところとして母親から紹介してもらったのが会津屋でした。こんな自分の状況でも、受け入れてもらえるところならお世話になりたいと思い、会津屋での仕事がスタートしました。

葬儀の仕事は、直接お客様から「ありがとうございました、お世話になりました」と言葉をかけてもらえる、数少ない仕事。故人様の最期に立ち会い、「越善さんが担当でよかったです」と一言言っていただけることをやりがいに、日々お手伝いをさせていただいています。

100人いれば、100通りのお別れがあります。火葬出棺の際に、故人様がお好きだった食べ物や、釣りがご趣味の方には釣竿を用意し、お客様にお渡しする。「気にかけてくれたのですね」とお客様に喜んでいただけます。
故人様とお客様を想い、お別れを喜んでいただけるようなサプライズを提供することを、会津屋では大切にしています。

亡くなられた方を間近で見るこの仕事は、ご年配の方だけでなく、時には小さいお子さんなど若い方を送ることもあります。

人間、いつどんなことがあるか分からないと、この仕事を通して感じるようになりました。
自分の命を大事にして、しっかり生きていきたい。普段関わる身近な人を、日々できる限り大事にしていきたい。故人様をお見送りする経験のおかげで、命に対する考え方が変わりました。

自分の父や母、身近な親族がもし亡くなったら、自分はどうしてあげたいのかを考えることがあります。
死が自分ごとになることで、目の前のお客様に配慮できることや、お手伝いできることが増えるような気がして。葬儀中のこのタイミングだと疲れが出るから、仮眠を取る時間にしようと配慮したり。計画通りにいかなくても、お客様を気遣い、安心して過ごしていただけるかどうかを第一に動こうという気持ちで、仕事に取り組んでいます。

お客様からの「ありがとう」をやりがいにできる、数少ないこの仕事。いつの間にか、ヘルパーになりたかった夢は気にならなくなりました。

一生に一度の人生の卒業式を、会津屋でお手伝いさせていただける。責任は大きいですが、私が他の方と接することが好きですので、色んな方とのご縁を大切にいただきながら仕事をしています。


 

林 謙一

 「お客様からのあたたかい言葉が喜びに」


搬送から受注まで、葬儀の現場担当の仕事に従事しています。

親戚が今の会長と知り合いだったことが、会津屋を知ったきっかけでした。
ご紹介いただいたご縁で働き始めてから、新規事業や仏壇部、葬儀部など数多くの部署で経験を積ませていただきました。

葬儀のお手伝いで印象的だったのは、仏壇やお墓もまだお持ちでないお客様の担当をした時のこと。
少人数でのお葬儀をしたいご希望はあったものの、まだお寺さんも決まっていない状況でした。

お寺のご紹介をさせていただくことから始まり、小規模で開催するに見合った祭壇をご提案。3~4名規模の葬儀を無事に終え、仏壇もご購入いただきました。

実は最近、そのお客様からのご紹介で「ぜひ林さんにお願いしたいです」ということで、ご依頼をいただきました。
いい葬儀、いい仏壇を手にするお手伝いをさせていただき、一周忌などで定期的にご連絡をいただくなど、今でも繋がりを持たせていただいています。

「最後までありがとう」というお言葉をいただき、「親戚の○○さんと繋がりがあるんですね~」と他愛のない話で盛り上がりました。お礼にとご挨拶にお伺いしたのですが、お留守でお会いできませんでしたので、またお話を交わせることを楽しみにしております。

どんな人がお迎えに来てくれるのか、お客様にとって初対面は緊張するもので、不安を抱かれる方も多いと思います。
安心して頼りにしていただけるように、第一印象に気を配り、丁寧にお客様からの質問にお答えすることを大事にしています。

時代の流れと共に、お寺さんとのやりとりや葬儀の行い方など、誰からも教わらず、どうすればいいか分からないお客様も増えているように思います。
お客様が気になっていることに配慮し、滞りなくお手伝いのサポートをさせていただく。

問題なく終えることができて、お客様から「お世話になりました、ありがとうございます」と言っていただけることが、この仕事の一番の嬉しさであり、やりがいを感じることができています。

コロナの影響もあって、葬儀の在り方が徐々に変化しているように感じます。比較的、こぢんまりとした葬儀をご希望されるお客様が増えてきました。
これからの時代、お客様がどんな葬儀を必要としてくださるのか、どれだけの人数を一つの葬儀にかけることができるのか、想像することが難しい世の中になりました。

世の中の流れに伴って、お客様のご要望が変化しても、お客様のために心を込めてお手伝いができるような存在でいたい。ご依頼いただけるすべてのご葬儀に対して、一人で自信を持ってなんでも担当ができるように、力をつけていきたいです。


 

大関裕也

 「村上に、新しい供養文化を」


現場で葬儀のお手伝いをしながら、葬儀部門の部長を務めています。

「大関さんにお手伝いをしてもらってよかった」とお客様から言っていただけることがやりがいです。
今でも記憶に残る仕事があります。

ご主人を亡くされた奥様。葬儀を終えてから、今でもお付き合いがあります。
一周忌、三周忌でお会いするたびに「お父さんの部屋、片づけられないんです」と、ふんぎりがつかない思いを言葉にされます。物が無くなると、ご主人の存在自体も無くなってしまいそうで、さみしい、と。

「お父さんの想い出が残ったお部屋、そのまま過ごされたほうがいいかもしれませんね」と私は言葉をかけました。
葬儀を行う際に、我々がお手伝いできることは精一杯行います。ですが、全部が全部すっきりできない部分もある。ふんぎりがつかない思いも含めて、ご遺族様のお気持ちを大切にしたいと思うんです。

ご主人の存在はもういないかもしれませんが、お部屋をそのままにすることで、近くにご主人がいることを感じながら過ごすことができるかもしれない。
そんな奥様の気持ちを尊重することも、きっと供養の形の一つ。

私はお見送りに携わる際に、意識的に敢えて笑顔を出すようにしています。楽しい話をして、時に笑って、時に一緒に涙する。
お仕事なので、入り込みすぎることは良くないと思ったこともありましたが、お客様が心を許していただいた際には、できる限り一緒に気持ちに入っていきたい。

故人様との思い出を振り返る時間を大切にし、少しでも笑顔になれるようなお手伝いがしたい。ご家族様が、少しでも心が軽くなり、笑顔になれる助けとなるために、私自身が笑顔でいることを大事にしたいです。

前職では、上司と直接話す機会は少なかったのですが、会津屋で部長としての役割を果たしながら、社長とのコミュニケーションを取る機会が数多くあります。
社長と多くやりとりができるからこそ、会津屋として向かいたい方向性を私から現場に伝えることができますし、スタッフ皆さんの気持ちを尊重できる社風を実現できているのではないかと思います。

故人様とのお別れの時間を、どの葬儀社よりも大切にできる葬儀社で会津屋は在りたい。
火葬のタイミングひとつにしても、儀式の前に火葬を行うのか、すべての儀式をお姿のまま行い、火葬を行うのか。葬儀、そしてお客様と向き合えば向き合うほど少しでも長い時間、大切な人とのお別れの時間を過ごしてもらいたいと感じています。

葬儀とお客様に向き合えば向き合うほど、「どうして先に火葬をするのか」と疑問を持つようになり、社長もお客様のご希望に合わせて葬儀の形を変えていく必要性を感じています。

お姿が残ったまま、故人様とのお別れの時間をゆっくりと過ごすことができる。会津屋が、この地域に新しい供養文化を創っていけるように、これからもお別れのお手伝いに向き合っていきます。


小林 幸春 

「5年の歳月が教えてくれたこと」


会津屋では、葬儀部の係長を務めています。

食品関係の営業を20年近くしておりました。
27年前、私は娘を亡くしました。葬儀の仕事を目にした時、心の奥底にしまい込んでいた「この仕事をやってみたい」気持ちが湧き上がってきました。同じように身近な人を亡くされた方に、寄り添える仕事をしたいという想い。

お嬢さんを亡くされた、あるご夫婦の葬儀を担当してときのことでした。
色々とお話を交わす中で、良い思い出話をしてくれることは多かった一方で、お嬢さんが悪い状態の時の話はなかなか出てこなくて。すごく落ち込まれていて、話をしたくない心境だったことは無理ないと思うんです。

最後の最後に、自分から「実は私も昔娘を亡くしているんです」と打ち明けました。しかも、目の前のお嬢さんと、同じ病気で亡くなっていたんです。
「こういう時は、どうだったんですか?」「その時、うちはこうしていましたよ」と、少しずつ心を開いて話せるようになっていきました。時には、ご両親と私の3人が皆、涙を流しながらお嬢さんとの思い出話に花を咲かせる場面もありました。

私は娘を亡くしたことを、人にちゃんと話せるようになるまで5年もかかりました。
思い出そうとするだけで、あの頃の娘の姿が蘇って、辛く悲しい気持ちになっていた。

その経験があるから、思い出して話そうとすることに、時間がかかってもいいことを受け容れられるのかもしれません。
「お話ができるまで、いつまでも待ちます」と、いつもお客様にお伝えしています。自分と近い経験をしている人が目の前にいるから、気持ちをストレートに出しても受け容れてもらえるかもしれません。

お客様が心を開いて話せるような瞬間を作り、気持ちが楽に、軽くなってくれるお手伝いができたら嬉しいですね。

会津屋に入って13年になりますが、時代の変化と共に、会津屋が手掛けるお葬儀も変化してきました。その場にいるお客様のニーズに応じて、臨機応変に対応できるのが会津屋の魅力なのではないでしょうか。

村上の地では、火葬でお骨にしてから、お通夜と葬儀を行うのが昔からの風習でした。
でも最初からお骨にすることなく、最期の最期までお姿が残った状態で、お別れをしたいご家族様の気持ちもあっていいと思うんです。お客様の気持ちに、いつまでも寄り添える葬儀を提供できる会社でいたいです。

私はもう60歳を過ぎて、いい年齢になりました。地域の伝統や、お寺さんとの習わしを理解するには、時間をかけて経験を積んでいくことが必要です。私がこれまで経験してきたことを、若いスタッフたちに伝授しながら、会津屋としてお客様に寄り添い続けていく役目を果たしていこうと思います。


 

桐澤 颯兵

 「一番身近なその人のために」

 

供養物をお取引先への持参等を行う、ご葬儀のサポート業務を行っています。

進学をするのか、就職をするのか。
なんとなくでこれまでの人生を生きてきた自分にとって、初めて進路について考えさせられるタイミングになりました。

「いつか自分の身近な存在に何かあった時に、力になれる人間でいたい」
そう思った時に、浮かんだのが会津屋でした。実は、祖母が亡くなった際の葬儀を会津屋で行っており、スタッフさんの素敵な対応のおかげで、納得できるようなお別れをすることができていました。

自分が遠くにいる間に、家族の身に何かあると嫌だなと思いましたので、地元で就職をすることに決めました。

会津屋で頑張ろうと決め手になったのは、面接の時に社長から「ここなら教育体制が整っているし、将来ここを辞めることになったとしても、どこでも通用するような力をつけることができるよ」と言っていただいたこと。

入社してすぐに早速研修が用意されていて、マナーを学ぶような講習や、地域で開かれている催しに参加する機会をいただきました。通っていた学校ではアルバイトが禁止でしたので、働くのは会津屋が初めて。
社会人として右も左も分からなかった自分にとって、教育の体制が整っていたことは有難かったです。

葬儀のサポートをさせていただいた際の、印象に残っている出来事があります。
ご葬儀の際に、故人様とご家族様の間で思い出となるようなものをサプライズでご用意します。故人様は生前お茶がお好きだったようで、出棺する際にサプライズでお茶をお渡しすると、ご家族様が涙を流して喜んでくださって。

終始和やかにお話をされていたご家族様が、感情が溢れる瞬間に立ち会わせていただきました。人生の最期に、我々が何かお手伝いとして関わり、喜んでいただけることにやりがいを感じます。

お客様に喜んでいただけるお手伝いができますよう、スタッフの皆さんから学び続ける日々です。
人と接する時の言葉遣い、物腰の柔らかさ、表情の使い方など、手本になるような先輩方がたくさんいる環境で仕事をしています。葬儀の予定が入っていない時には、式の行い方や宗派ごとのご葬儀の違いなど、率先して教えてくださります。

ご葬儀のサポートの経験をたくさん積んで、担当を持って式ができる一人前を目指して頑張っています。お客様に「会津屋でお願いしてよかった」と思っていただけるようなお手伝いをしていきます。


 

武藤 照尭

 「会津屋だから、踏み出せた」

 

新しいことに臆病で、なかなか踏み出せない……。

そんな私が高校卒業後すぐに就職して、日々新しい知識を吸収しようと頑張れているのは「会津屋だから」なのだと思います。

近くに進学できる大学がなく、一人暮らしは不安だったので、地元で就職する進路を選びました。就職先を探すため、企業説明会へ行った日。そこで “会津屋” という会社名を見て、中学時代のある記憶が一気に蘇ってきたのです。

祖母のご葬儀をお願いしたのが、会津屋でした。納棺の際、スタッフの方が短冊を渡してくださり、そこに祖母への想いを綴ったんです。祖母とお別れする時間を丁寧につくってもらえたので、心の整理をつけることができました。

「あのときの会社だ」と思い出したのも会津屋を志望した理由の一つですが、一番大きなきっかけになったのは、説明会での社長のお話です。ほかの会社が仕事内容の説明に終始していた中、社長だけは社内の雰囲気や従業員の話をされていたんです。

「ここでなら安心して働けるかもしれない」そう感じて入社を決めました。家族に「自分で決めた道なら、やりたいようにやりなさい」と背中を押してもらえたのも、踏み出す力になりましたね。

実際に働いてみて、社長のお話通りスタッフ同士の仲が良く、心地良い職場だと実感しています。まだまだ不安の多い私のために、先輩が “わからないことを減らすための時間” をつくってくださり、疑問についてどんどん質問させてもらえるんです。

お寺様の動き、お経の種類、用意する小道具。それら一つひとつに意味があるはず。さまざまなことに対して「なぜだろう」と考え、その都度学ぼうと心がけてきたおかげで、最近はお客様の質問にもすぐにお答えできるようになってきました。日々の中で自分の成長を感じられると、達成感があります。

お客様を一番に想えるスタッフでありたい。そんなスイッチがカチッと押されたのは、初めてお式のサポートに入った日でした。

初めての仕事に緊張していたのが、お客様にも伝わってしまったようです。「新入社員さんなの?はじめは大変だろうけど、頑張ってね」と優しい言葉をかけていただき、ありがたさを感じると同時にハッとしました。

自分の緊張が伝わってしまうと、お客様まで不安にさせてしまう……。そう気づいた瞬間から、お客様のためにどのような動きをすれば良いのかを意識するようになりました。

私の理想は、私自身が経験した悔いのないご葬儀を、お客様にもお届けすることです。今思い返しても、祖母に想いをきちんと伝え切れたのが心の整理につながったと感じています。

だからこそ、ご遺族様が故人様への想いをしっかりとお伝えでき、「良いご葬儀だったな」と思ってもらえるように。これからは、想いを引き出すヒアリングができるスタッフを目指し、努めてまいります。

 


 

佐藤 利也

 「葬儀社のオールラウンダーに」


私は普段、葬儀部の裏方として仕事をしています。
霊柩車が足りない際の応援をしたり、ご遺族様をバスで送迎したり。入社した当初は、花輪を上げる役割を務めたこともありました。

村上市は城下町なので、狭い道が多いんです。運転するのがけっこう大変で。
会津屋は24人程度乗車できるバスを保持していて、お一人でも送迎をご希望される方がいればバスを出します。夜の時間帯や、冬で雪が降っている時は安全運転に神経を使います。

運転して、安全にお届けするのが当たり前の仕事であることは承知しています。
滅多にお声がけいただくことはありませんが、時々「運転上手いね、ありがとう」と言っていただけることがあります。一言だけでもありがとうと言っていただけるのは、やはり仕事をする上で励みになりますね。

お葬式の担当者だけで完結するものでは決してなくて、縁の下の力持ちの存在あって成り立つのがお葬式だと思います。
特に、一日に複数のお葬式が重なると、スタッフの動きが立て込む時もあります。そんな時にこそみんなで力を合わせて動く必要がありますし、一人の力だけでは決して成り立たないことを日々感じます。

最近はコロナの影響もあって機会が減りましたが、以前は地域でのイベントを頻繁に開催していました。
会津屋の会員様向けに行うイベントは、地域の人たち同士で繋がり、交流を持てる時間。地域の皆さんが一丸となって、会津屋としてご近所の皆さんと交流を持たせていただけることが楽しみでした。

会津屋でも、みんなの力を合わせて一丸になることを大事にしていますが、地域に密着して団結することで、村上を良い町にしていくような取り組みをまた行いたいですね。

この村上の地にはいくつか葬儀社があって、中には他のエリアまでも広く展開されている葬儀社もあります。
会津屋の魅力は、何より地元の皆様に密着した葬儀を行えること。地域に密着して、ご近所の皆様との交流を大切しているからこそ、会津屋を知ってもらえて、お葬儀のご依頼をいただける繋がりに結びついているのではないでしょうか。

村上には、長く根付いた風習や文化があります。ずっと続けてきたから「こういうやり方を貫く」ということでは決してなく、時と場合によってお客様の求めるものは変化していきます。

一つではない答えを探すためには、決められたことをこなすだけではなく、自分も周りも変化していかないといけない。
「佐藤さんに聞いたらなんでも分かる」と思ってもらえるような、オールラウンダーを目指して頑張っていきます。


 

舩山 ゆり

 「会津屋を支えられる存在に」

 

会津屋本店のフロントとして、店頭での販売や接客を行っています。

地元の高校を卒業してから、仲居の仕事を5年していました。
ご縁があり、夫と知り合い会津屋に嫁ぐこととなりました。

会津屋ではフロントの他に、葬儀のお手伝いをさせて頂いた事もあります。

色々なお別れをそれまで経験してきましたが、私も子どもがいる身ですので、亡くなったご家族様の気持ちと特に重なって。司会を担当した者の声が聞こえてから、ご家族様と心が一緒になって、涙が溢れてきました。
これがお子さんとの最期、お別れなんだという悲しみを感じ、ご家族様と一緒に気持ちを分かち合いました。

お客様と会話を交わして、初めて仏壇のご購入に立ち会わせていただいたことも印象に残っています。

お越しいただいたのは、ご近所にお住いのお客様。「仏壇買う時はあなたのところで、と決めてたんだよ」とご来店してくれて、まだ本店での接客に不慣れだった私はガチガチでお話を交わしたことを覚えています。

店長に助けてもらいながら、お客様に喜んでいただける仏壇をお渡しできたのは嬉しかった。昔からの親交がある方と、こうして新たなご縁をいただいて、繋がれる豊かさを感じた出来事でした。

まだまだ知らないことばかりで、お客様との会話から日々勉強させていただいています。
人と接することを通じて、色々なお話をさせていただけることが嬉しいですし、会津屋に出会ってご縁を紡がせていただけることが仕事のやりがいです。

会津屋の皆さんは個性で溢れていて、明るいチームワークで働かれている姿が印象的ですし、一緒にこんな会社を作っていこうと、目標を持って歩んでいける社風があります。

今までお世話になったお客様が本当にたくさんいらっしゃいますし、もっと細やかな気遣いができるようになりたい。
社員の皆さんと一緒に会津屋を支えていけますよう、これからも頑張ります。


 

天木 由紀子

 「ご住職様と関われる幸せ」

会津屋本店のフロントにて、お店にいらっしゃったお客様への対応や販売・接客のお仕事をしています。

長く首都圏でメーカーの営業職をしていましたが、縁あって村上に住むことになりました。

長く営業の仕事をしてきましたので、その経験を活かせる環境を探していた時に出会ったのが会津屋でした。
普段葬儀屋を訪れることがなかったので、最初はイメージがつかなかったのですが、初めて店舗に足を踏み入れた時に感じたのがお香のいい匂い。対応してくれた社長が若くて明るく、フロントスタッフの皆さんも優しく、第一印象は好印象でした。

会津屋で働き始めて1年。扱っている商品が特殊で、品数も多いので、仕事を必死に覚えている日々です。

店頭にいると、時々お寺のご住職様がお買い物などの御用でお店に訪れます。
休憩でお見えになることもあり、経験が豊富なご住職様からたくさんのお話をお伺いします。

ある時、お客様から「お線香はどうしても毎日上げないといけないですか?」とご質問されました。私一人で接客対応をしなければならない状況で、どのようにお答えするのが正しいのか分かりませんでした。

ご住職様に、この件をお伺いすると「お客様はどうしたいのかをよく聞いて、その人のお気持ちに沿うように答えればいいですよ」とアドバイスをいただきました。
そして、「お線香はお気持ちであげるもの。朝昼晩必ずあげないと、ということはありません。無理をせず出来る時にご先祖様にして差し上げたらいいのですよ」とおっしゃっていました。お客様にそのようにお伝えすると「分かって安心したわ」と言っていただきました。

大切な仏事への考え方の基本をいつもご住職様から学ばせていただいています。ご住職様との日常会話の中で、「へ~」と思うような話を伺うことが出来るのは、この仕事だからこその経験。
優しく、親切に教えてくださるご住職様が多いので、そんなやりとりを交わせるのは幸せですね。

分からないことが発生しても、スタッフの皆さんが優しく教えてくれますし、一緒に仕事や職場環境を良くしようとする思いを共にしていますので、居心地よく働くことができています。

お客様に安心してご相談いただけるように、一人でもしっかりと店舗業務ができるようになることが第一の目標。
またこれまでの経験を活かしてもっとお客様に満足いただけるような仕事が出来る仕組みつくりを提案出来るように頑張っていきます。

 


 

渡邉 美穂

 「命の大事さと有難さ」

 

私はお葬儀の際の飲み物の配膳など、接遇の業務を行っています。

会津屋に入社したのは、臨月に近い妊娠中のタイミング。接客の仕事を経験してきましたが、妊婦である自分を受け入れてくれる環境があるのか、不安を抱いていました。

妊娠中であることを事前にお伝えしても、社長は快く面談に応じてくれました。会社に訪問した際も、私の身体を気遣ってくれて「寒くないですか?」と毛布まで掛けてくださって。
体を第一に、子どもが生まれた後も家庭を優先することを尊重してくれました。優しく意向を受けとってくれて、社員みんなでカバーし合える環境に魅力を感じて、入社を決めました。

お客様から「会津屋でやってよかった」と言ってもらえることにやりがいを感じます。
会津屋では、お別れ式の最期の最期まで、故人様とご家族様が悔いなく一緒にいられる時間を提供することを大事にしています。もちろんお別れはさみしいことですが、最期に「ありがとう」が伝えられるようなお手伝いをしたいと思っています。

印象的だったお別れがあります。

娘の友達が、交通事故で亡くなりました。まだ17歳と若く、「私にできることはなかったのか」と娘が自分のことを考えるように。
大切だった存在を亡くしたことで、娘は看護師になりたいという夢ができました。友達のように命が危険な状態にあるタイミングに立ち会ったら、助けられる存在でいたいと感じたそうです。大きな目標に向かって、一人前の看護師になるために娘は頑張っています。

私は業務中でしたが「娘さんの側にいてあげてください」と店長が声をかけてくれて、皆さんのフォローもあって娘の側にいることができました。
会津屋の皆さんのサポートのおかげで、娘は元気になれたと思います。周りが助けてくれることに感謝しながら、命の大事さと有難さを日々学んでいます。

会津屋の一番の魅力は、お客様に寄り添うこと。お客様のために、ありがとうのためにお手伝いをしています。
困った時は、みんなで助け合えるようなチームワークができています。時に雑談も交わしながら仕事ができていますし、話しやすく相談しやすい環境が常にあるからこそ、いい仕事ができているのではないかと思います。

私ももっと感謝していただけるような仕事ができるように、お客様と接する様々な仕事にチャレンジしていきます。


 

高橋 素子

 「最後の御言葉」

 

葬儀施行の担当や搬送のお手伝い、アフターサポートなどの葬儀全般をお仕事で担っています。

会津屋は、社員の体のことを気遣ってくれるし、雰囲気が和気あいあいとしている素敵な社風。
この会津屋で、やりがいを持ってこの葬儀の仕事に取り組もうと、決意しました。

会津屋に入社して、担当の見習いとして初めてお手伝いしたお客様との出来事。
病院からご自宅に、故人様をお連れし始めた時から、本家のお母様が私に好意を寄せて下さりました。お葬式が終わってからも「高橋さんが担当をしてくれてよかったわ」と、終始あったかいお言葉をかけていただきました。

お客様とお話をする際に、必ず目線の高さを合わせることを心がけています。
話し言葉や態勢、ご年齢などに合わせて、お客様に安心していただけるような関わりができたので、あったかいお言葉をかけていただけたのかもしれません。

葬儀の仕事をし始めた頃は、お客様のお話をお聞きして、受注票の項目を埋めることが自分の仕事だと思っていました。
でもお客様にしてみたら、毎晩病院で看病して、体力的にも精神的にも疲れているかもしれない。そんな状態で、矢継ぎ早に私から質問されて、話の途中でお客様の目が虚ろになる姿を見てハッとしました。お客様の状況に、気配りができていなかった。

用紙を埋めたいかどうかは、お客様が決めてくれたらいい。「今日はここまで話したいな、次はここまで話しましょうか」と、心地よいペースをお客様と相談しながら、進めるようになりました。

会津屋のご葬儀は、故人様とのお別れの時間をとても大事にします。
故人様と過ごす時間をあえて十分に取って差し上げることで、思い出を忘れずに心に留めることができる。流れ作業で出棺を終えるのではなく、立ち止まる時間があることで、今まで言えていなかった言葉がふいにご家族様から溢れることもあります。

「最後に御言葉を、一言かけてください」

とお声がけをすると、涙される方も。ご家族の皆様が、胸にあったものを言葉にできることで、気持ちの整理がされて、次の人生へと踏み出せる一歩になる。

村上地域の葬儀の風習を学んでいきながら、お客様に信頼していただけるような担当者になれますよう、これからもお手伝いさせていただきます。


 

山貝 順子

 「すべては、お客様から「ありがとう」のために」

 

私は会津屋で総務の仕事に携わっています。さまざまな業務がありますが、主な仕事は、葬儀に使用する商品の仕入れの集計や支払いの経理チェックです。

以前は、お客様の接客や営業、その過程で発生する事務の仕事をしていました。

結婚を機に、村上に引っ越すことになってから今まで培った事務職のスキルを活かせたり、両親の葬儀の経験から人に感動を与えられるような仕事を探していた際、会津屋に出会いました。

ここでなら、今までの自分の経験が活かせそうだと感じ、応募したところ、面接では、時には冗談を言い合いながら会話ができ、会社の雰囲気がよく伝わってきたことに安心感を抱き、「私もこの方たちと一緒に頑張りたい!」と入社を決めました。

最初は苦手意識のある仕事もありましたが、分からないことを聞いたり調べたりするうちにもっと知りたいという気持ちに変わり、今ではその知識は私の宝物となりました。

入社してから2つの出来事を機に、社内業務のみに留まらず、「お客様に喜んでいただくために、今の自分には何ができるか」を常に模索し続けられるようになりました。これが、いわば「会津屋としての私」をつくってくれていると思っています。

1つ目は入社した当日、お客様からいただいたお電話で、「家族を亡くしたので、葬儀の手続きをお願いしたい」といった内容でした。実際にご家族を亡くされた方からのお問い合わせを受けたのが初めてで、とても緊張した記憶が今でも鮮明に残っています。改めて、人の最期に携わる「葬儀」に向き合う会社なのだと実感しました。

2つ目は、葬儀の接遇として仕事をした際に、お客様から直接「ありがとう」のお言葉をいただいたことで、改めて「葬儀社で働いて良かった」と感じたことです。

この経験があったからこそ、社内の総務という役割だけにとどまらず、その先にいるお客様のために率先して動くことを心がけています。総務が社員のサポートをすることで、それが周りに回って、お客様へより良いサービスを届ける機会になると考えているのです。

これからも、社員さんが困ったときにサポーター役として思っていただける存在になるために、日々仕事に取り組んでいきます。


 

加治 尚子

 「気軽に立ち寄れる場所」


会津屋の仏壇店にて、店頭販売や接客を行っています。
会津屋で働いて、約35年の年月が経ちました。

10年程前にお客様と交わしたやり取りが、今でも印象に残っています。

直近の購入は検討しておらず、たまたまふらっとお店に立ち寄ってくれたお客様。
「こういうものが欲しい」というお客様の気持ちになろうと、心を込めて話を聞きました。お客様のご要望にあう仏壇を考えてご提案した結果、その場でご購入してくださることに。

「見にきただけだったんだけどな、買ってしまったよ」
お仏壇があることによって、心が安らぐ供養になるのであれば、買い替えようかと決断してくれました。

今の社長に変わったことが、一つのターニングポイントになりました。これまでの私は、販売して売ることに重きを置いていましたが、社長からの教えでお客様の気持ちに寄り添うように。

お客様は今どんな状況で、どなたに向けての仏具の購入を検討されているのか。
思い出話をたくさんお聞きして、ストーリーを大切にお客様に寄り添う。お客さまとの接し方、会話の交わし方が大きく変わりました。

会津屋は村上地区において、多くの地域の方に知っていただいています。町でお会いした際に、笑顔で話しかけてくださるくらい、地域に密着した仏事に携わることができて誇りに思います。

お客様向けに会員便りを出し、旅行にご一緒に出掛けたこともありました。ここ村上に本店があるからこそ、イベントを開くたびにお店に来ていただいて、抽選会などのレクリエーションで盛り上がります。

お茶休憩をしたくなった時に、会津屋が気軽に立ち寄れるようなお店に。
お客様と一緒に、気軽に顔を出して、ほっと安らげるような雰囲気を作っていきたいです。

日々の仕事に追われてしまうと、ついゆったりお話を交わす時間は後回しになってしまいますが、笑顔に溢れて楽しく働いている雰囲気が会津屋にはあります。
時代が流れ、葬儀の在り方もどんどん変化していますので、新しいやり方をどんどん取り入れて、お客様とスタッフと共によりよいお店作りに励んでいきます。


 

松島 和江

 「「ついて行こう」と思える会社だから」

 

学生時代に数学が得意だったので、自身の強みを活かせる経理の仕事に長年携わってきました。一番やりがいを感じるのは、会社の財務を確認するための試算表が完成した瞬間……!私は一人で黙々と取り組む仕事が好きなのですが、会津屋の和気あいあいとした環境で働き出して、もう10年になります。

以前は、会計事務所に20年近く勤めていました。コツコツ行なうデータ入力作業が好きでしたし、決算などの打ち合わせも楽しく、何より静かで集中できる環境が気に入っていたんです。

会津屋は、当時勤めていた事務所のお客様でした。いつも花を一輪持って挨拶に来られる、おしゃれな会津屋の現会長。凛とした佇まいが素敵な経理スタッフ。私は会津屋の担当ではなかったのですが、出会う関係者は印象的な方ばかりでしたね。

そして、私がその会計事務所を辞めると決め、会社にも告げた次の日。会津屋の現社長が偶然、事務所に来て「経理ができる人を探している」と言ったのです。なんて良いタイミングなのだろう……!ご縁を感じて、その場で入社を決めました。

前職との大きな違いは、先を見据えたスケジュールが組めないこと。ご葬儀の仕事は、予期せぬご依頼も多いです。しかし突然1日に3件のご依頼が入ったとしても、その日出勤しているスタッフだけでしっかりと対応できているのには、最初驚きました。

総務・経理の仕事にも、臨機応変な対応が必要です。社内のスタッフが減ると電話対応などの仕事が増えますし、葬儀の件数によって業務量も上下します。入社当初は、それまでの20年の仕事との違いに苦労しました。

そんな私が会津屋で長年働いてこられたのには、社長のお人柄が大きく影響しています。ある日、洪水によって私の家が大きな被害を受けました。家の中にも入れないような状況だったのですが、社長は防水ズボンをはいて、わざわざ差し入れを届けに来てくれたのです。

社員想いな社長の存在のおかげで、私は慣れない環境も乗り越えてこられたのだと思います。

普段ほとんどお客様と接する仕事がない分、会津屋スタッフが働きやすい環境づくりに力を入れるのが、私の大事な職務です。社長は先見の明があり、新しい人事評価制度や休暇制度などを次々と取り入れてくださいます。柔軟な変化を求められる職場ですが、社員の声を活かした改革を進めてきたおかげで、より働きやすい会社になってきました。

産休育休を取って復職した女性スタッフがいる。子どもが熱を出したときには、早退できるように他のスタッフが気遣ってくれる。それは「みんなが休みやすいように配慮したい」という想いを持つ私にとって、とても嬉しい職場環境です。

30年携わってきた経理の仕事ですが、最近新しいシステムが導入され、今までのやり方を変えなければいけなくなりました。それでも、新たな経理スタッフが入ってきたときに良いバトンを繋げるよう、新しい仕事のやり方に挑戦していきます。


 

勝田 明美

 「お客様の安心のために、会津屋が届ける真心」

 

仏壇部に在籍して、約7年が経ちました。今は、仏壇・仏具店で販売業務を担当しています。店舗では、お香・蝋燭といった小物から、お仏壇といった大きなものまで取り扱っています。

会津屋で働く前は、洋服やギフトの販売を3年ほど行なっていました。元々洋服が好きで、洋服を作る流れ作業の製造業で働いていたのです。けれど、自分には合わなく、洋服販売の仕事に就きました。正社員として働ける会社を探していたのですが、販売会社ではその願いが叶わず……。経験のある販売系で正社員の仕事を探していたときに、会津屋に出会いました。

会津屋は、きちんとお休みが取れる環境で、急に何かあったときでも、社員同士でカバーし合える体制がありました。また、面接に伺った際に、社員同士の和気あいあいとした雰囲気も感じたのです。ここでなら、今までの販売経験も活かしつつ、安心した環境で働けそうだと感じ入社を決めました。

会津屋で販売の仕事に携わる中で、心に残っている出来事があります。

あるとき、ご進物を探しにお客様がお店にいらっしゃったのですが、どのようなものを買ったら良いのか悩んでおられるご様子で……。お話をお伺いしながら、一緒にお品物を選ばせていただきました。

すると、後日そのお客様が再度お店に直接ご来店してくださったのです。よくよく伺ってみると、「一緒に選んでいただいた品物が、贈った相手に喜んでもらえました。本当にありがとうございます」とのことでした。

このようにわざわざ店舗までいらして、お礼を伝えに来てくださったことを大変嬉しく思いました。同時に、お客様の力になることができた喜びから、販売の仕事をしていて良かったと感じたことが今でもよく記憶に残っています。

私は、接客において大切にしていることがあります。

それは、お客様の話を最後までしっかり聞くことです。すべてのお話を聞いたうえで、悩みごとへお答えしたり、アドバイスをしたりするように心がけています。そうすることで、お客様のニーズをきちんと把握し、一度きりでは終わらない関係性をつくっていくのです。

また、どんなに忙しいときでも一呼吸置いて、丁寧な対応を行なうように心がけています。お客様から信頼していただくために、何ができるかを今後も模索していき、よりお客様のご要望に応えられる存在になり、お店を盛り上げていきたいですね。

そして、仏具のお困りごとに留まらず、葬儀に関わるご相談にも対応できるよう、もっと勉強に励むこと「来店されたお客様のご要望に応えるべく、なんでも力になれる人」を目指していきます。


 

金子 恵子

「気持ちが安らぐお手伝い」

 

普段は葬儀相談に来られた方の対応やホールの清掃を、ご葬儀がある際は接遇として会館に出かけて、お客様のご対応をさせていただいています。

初めて会津屋と出会った時から、スタッフや社長の愛想が終始良くて、にこにこ和やかに働かれていたのが印象的でした。
最期のお別れのお葬式で、お客様のお役に立てるような接遇の仕事をやってみたいと思い、入社を決めました。

あるご葬儀の相談に来られたお客様のこと。
病院に通っているものの、もう長くないかもしれないとお医者さんから言われて「うつ状態になりそうです」とお客様ががっくりされていました。

特別な言葉はかけません。病院に通われている話や、家でどんな風にお過ごしになられているのか、お聞きしました。
お客様が普段どのような生活をされているのか、世間話を交わします。和やかな雰囲気で、質問をいただいたら適宜ご葬儀の流れも説明する。

しばらくすると「気持ちが楽になって、すごくスーッとした気分になりました」と、お言葉をいただきました。
何かあった時に、どうしたらいいのか分からず不安だったので、和やかな雰囲気で葬儀の流れを知れたことが、お客様にとっての安心に繋がった様でした。

葬儀相談に来られた方たちのお役に立てますように、心配事が晴れて、「気持ちが楽になりました」と帰っていただくお手伝いをすることがやりがいです。
人の命の節目に関わるお客様は、悲しい思いをされていることも多いと思います。私からあまり出しゃばることはなく、目の前のお客様の気持ちに寄り添い、お話にたくさん耳を傾けることを大切にしています。

社内の雰囲気は、いつも明るくて、スタッフの皆さんは優しい人ばかり。
お客様に対しては誠実に接し、常に前向きに明るい姿勢で仕事をしている会社なので、私も笑顔になることができます。

これからも、私がお客様と関わることで、少しでも前向きに笑顔になっていただけるようなお付き合いをしていければと思っています。
葬儀に立ち会うと、暗い気持ちになることや落ち込むこともあるかもしれません。私から和やかに笑顔で関わることで、お客様の気持ちが安らぐお声がけをしていきたいですね。


 

佐藤 直子

「無事に葬儀を終えるお手伝い」


お客様対応の接遇と、お葬儀の発注や見積作成などの事務仕事をしています。

これまで葬儀の業界にあまり縁はなかったのですが、ハローワークで色々な求人を眺めている際に、目に留まったのが会津屋でした。
自分の知らない、非日常な葬儀の世界に身を置いて、学んでいきたい。人間は皆いつか死が訪れるので、私の身近な人に起こった際に、知識を持って力になりたいと思うようになりました。

面接を対応してくれた女性2名の方は、優しくて、安心感のあるお母さんのような雰囲気で。こんなに柔らかくて、落ち着いた方と一緒に働けたら良さそうだなと感じました。

身内が亡くなった際に会津屋で葬儀をしてもらい、送る側として様々な経験をしました。
特に病院でもいくらか処置してくれるのですが、会津屋のスタッフは一層綺麗にしてくれて、とても有難かったことを覚えています。

出棺の際の雰囲気作り、お客様への丁寧なヒアリングなど、故人様とご家族様を配慮したお仕事ぶりに感動しました。お客様のために行動ができるようになりたいと思いはこの頃から芽生え、今も変わらず持ち続けています。

会津屋では故人様の施しのお手伝いも行います。決して機械的には行わず、ご家族様との思い出が蘇るように、お一人お一人丁寧に時間をかけて行います。
施しの前と後とで、故人様が見違えるように変わり、綺麗になっていくお手伝いをするスタッフの皆さんを誇りに思います。

ホールで接遇をしていると、寒い中お越しいただくお客様の対応に入ることがあります。お客様にお茶やコーヒーをお出しして、「あったかいね、ありがとう」と他愛もない会話を交わす瞬間がすごく好きなんです。

葬儀を終えてご家族様が帰られる際に、立ち止まって「ありがとうございました」と言葉をかけてくれる際に、無事終えてよかったと安堵の気持ちになります。落ち度なく、お別れのお手伝いができることが大事なことだと考えています。

お客様からの要望があった際に、会津屋から「できません」とお断りをした話を聞いたことがありません。
どれだけ忙しくて、難しい事情だったとしても、お客様のご要望にできる限り応えていく。困った時は、社長自ら「こうしてみたらどう?」と助け舟を出してくれます。お客様に尽くすスタンスが、社員一同に浸透しているのが会津屋らしさ。

働く雰囲気が良く、良いチームワークができていると、いい仕事に繋がると思います。
素敵な周りの皆さんに囲まれて、たくさん助けていただいているので、私もスタッフの皆さんとお客様の力になっていけますよう頑張っていきます。


 

大滝 真美子

「心が豊かになるお別れ」

私は葬儀部お別れチームに所属し、お顔の処置や綿納棺のお手伝いをしています。

会津屋を知ったきっかけは、学校の先生からの紹介。高校を卒業した先輩が、会津屋に就職しているという話を聞いて興味を持ちました。
他では30分~60分程度で終わる会社説明を、会津屋では1日かけて、会社の紹介や見学の機会を設けてくれました。

お客様に対して、スタッフに対して、親身に寄り添ってくれる会津屋に魅力を感じて、この会社で成長していきたいと感じて入社を決めました。

印象に残っているお手伝いがあります。
綿納棺を終え、ご遺族の方々とお話をしている時、故人様がスイカをよく召し上がっていたことをお伺いしました。スイカの現物を用意することはできなかったのですが、なんとかご家族様に喜んでほしい思いで、会津屋で販売しているスイカ型のキャンドルをお渡ししました。

ご家族様が、すごく喜んでくれて、祭壇やご自宅のお仏壇に飾って下さりました。
アンケートに「私たちの他愛もない会話を聞いて、準備してくれてありがとうございます」とお客様が書いてくれました。お客様の心が和らぐきっかけに、携われたことが嬉しかったですね。

令和3年5月に、私の父が亡くなりました。
口うるさくて喧嘩をすることも多かったけれど、人一倍周りを見て気にかけてくれる父でした。

12月で私は20歳に。8月にある成人式の晴れ姿を、父に見せることは叶いませんでした。
会津屋の皆さんがそんな私の境遇知って、サプライズで振袖を準備してくれました。父の最期に見せることができた私の振り袖姿。兄弟揃った写真を棺の中に入れました。

父が生きている間に、もっとしたかったこと、話したかったことが思い浮かびます。何かしらの後悔や心残りは、すぐに晴らせるものではないと思いますし、これから長く付き合っていくものだと思います。

これから感情を整理できるようになりたいし、どうすればつっかえた気持ちを取り除くことができるか、これから勉強していきたい。
私がそんな経験をさせていただいたからこそ、お客様の状況、その場の雰囲気に合わせて、もっとお力になれますようにこれからはコミュニケーションを磨いていきたいです。

亡くなられた方を前にして、悲しい気持ちを抱かれると思いますが、色んな話をお聞きし、少しでも心が和らぎ、ほっとしていただけるようなお手伝いができる人になれるように頑張ります。


 

富樫 真理

「奇跡を起こした “アジフライ”」

 

私は葬儀部お別れチームに所属し、納棺時のお着付けや、出棺前のお別れの場を作るお手伝いをさせていただいています。

これまで、床屋に長く勤めていました。手に職をつけたものの、この仕事を続けた先の将来に、不安を抱くようになって。
会津屋を知って、サービス業で培ってきたお客さまとのコミュニケーションの経験を活かせるのではないかと、思ったのが転職の決め手になりました。どちらかというと暗いイメージがある葬儀を、自分が関わることで、少しでも明るくできるお手伝いがしたい気持ちも持っていましたね。

最近はコロナ禍の影響もあり、身内の方のみでこぢんまりとした葬儀が増え、お食事を控えるお客様も増えています。以前、会食をお出しするお葬儀で、印象的な出来事がありました。

あるお父様のお葬儀。
奥様と子どもたちと話を交わしていて、「もう少し何かできることはないかな」と探していたところでした。会食で接遇をしていた際に、ふとご家族様が「お父さんにエビフライ食べさせてあげたかったね」「お父さんソースいっぱいかけていたよね」と会話を交わされていたのを耳にしました。

なんとか揚げ物をご用意しようと、スタッフと相談してお店を回りました。本当はエビフライを見つけられたらベストでしたが、購入することができず。たまたまスーパーで発見した、アジフライをなんとか発見し、出棺の時間に備えました。

アジフライをお渡しすると、お母様から一言
「そういえば、お父さん、生前最後に食べたのがアジフライだったんです」とびっくりされました。「用意するの忘れてたね、そこまで気が回らなかったわ。本当にありがとう」と、ご家族様にとても喜んでいただきました。

会食のお時間がなければ、エビフライを発見できず、アジフライをご準備していなければ、生まれることはなかった時間でした。偶然が重なった出来事かもしれませんが、故人様のお別れにふさわしい必然の瞬間が生まれたように捉えています。

この仕事に就いて、チームワークの大切さを日々実感するようになりました。
これまでの私は人に頼ってばかり。葬儀は担当の人が責任を持つのはもちろんのこと、関わるメンバー全員で、お客様の安心のためにサポートしていく視点を持つようになりました。報告や連絡の大切さを一層学びましたし、自分から困っている人に歩み寄る機会も増えたように思います。

ご遺族様と向き合い続けたことで、身近にいる人たちと過ごす時間の大切さを感じるようになりました。
会津屋でできることを増やし、お客様の葬儀を一件一件、何事もなく終えられるようなお手伝いをこれからもしていけたらと思います。


 

大矢 玲奈

「私らしく、一歩踏み込んだおもてなしを」

 

「大矢さんは『ありがとう』がやりがいに繋がる人だね」

就職のための面接練習で、学校の先生にそう言われたことがありました。お客様から感謝の言葉をいただくたび、確かにその通りだと実感しています。

高校は進学を希望する学生が多い環境でしたが、大学で学びたいことが思いつかなかった私は、就職の道を選びました。会津屋を知ったのは、とある求人広告がきっかけです。家族に「葬儀はずっとなくならない仕事。長く続けるには良いのでは」と勧められ、会社見学に行きました。

そこで目にした納棺では、スタッフの方が故人様の着付けをする姿がとても素敵で……!納棺の時間を通して、悲しみに暮れて泣いていたお客様の表情が、少しずつ和らいでいったのも印象に残っています。

入社後スタッフとして納棺に立ち会うようになると、ただ見ているだけとは違う大きな責任を感じるようになりました。ご遺族様にどんなお声がけをするのが良いのか、尊敬できる先輩方の背中を見ながら試行錯誤し続けているところです。

まだまだ不安も多いですが、葬儀の流れを社内スタッフ同士で練習できる機会があり、先輩方の優しいアドバイスのおかげで一歩一歩成長してこられました。できることが増えていくのも、やりがいの一つです。

そんなある日、嬉しい出来事がありました。

奥様が淹れたお茶を毎日飲んでいたという故人様のため、私なりにできることを考え、祭壇にお茶の入った湯呑みをお供えしたんです。出棺時には、故人様の唇にそっとお茶を付けさせていただきました。

すると「お茶を飲むとき、お父さんこうだったよね」「お菓子食べてたね」と会話が生まれ、場が和んだのです。お客様へ何かサプライズできないかと常に考えてきたのですが、初めて自分なりのおもてなしができたご葬儀でした。

ご遺族様お一人おひとりが故人様を静かに想う時間も大切ですが、私は故人様への想いを語り合い、みんなでお別れができる時間をつくりたいと思っています。それぞれの思い出話を聞いていると、故人様の新たな一面に気づく機会になる。そんな語り合いの時間を、皆様の共通の思い出として持ち帰っていただきたいです。

以前母に「この仕事、合っているね」と言ってもらえました。熟考する性格が、お客様をとことん想うこの仕事には適しているようです。自分らしさが活きる仕事に出会わせてくれた家族には、感謝でいっぱいです。

これからは、“気づけるスタッフ”になりたい。お客様の小さな所作から想いを汲み取り、後悔のないご葬儀のお手伝いができればと思っています。今、やってみたいことがどんどん溢れてきているんです。お客様の期待を超えるおもてなしができるスタッフになれるよう、進み続けます!


 

高橋 麻衣子

「縁の下の力持ち」

 

会津屋の裏方として、事務所で請求や見積作成を行ったり、お通夜の接遇をさせていただいたりしています。

会津屋に入社するまでは、祖父の葬儀に立ち会ったことはありましたが、この業界の仕事には漠然としたイメージしか持っていませんでした。
この仕事に携わらなければ、一生に一度あるかないかの最期の終わりを、ここまで身近に感じることはなかったと思います。

事務方の仕事をすることが多いのですが、時々火葬のお手伝いにお伺いすることがあります。
火葬場は、ご葬儀を経てお姿がなくなるまえにお別れできる最期の場。ご遺族の方とお話させていただいて、「話を聞いてもらえてすっきりしました」と言っていただけるお手伝いに関わります。

北海道にお住まいの、あるお客様のお手伝いをさせていただきました。コロナ禍により、故人様が入院されても面会することができず、遠方から来ての久しぶりの対面だったのです。
会いたくても、会うことができなかったことを大変悲しんでおられ、もらい泣きをしてしまいました。

一人で抱えることなく、誰かに悲しみの気持ちを共有する。私がお話をお聞きすることで、少しでもお役に立てると嬉しいです。

会津屋では、他のスタッフが忙しくなった様子を察知して、みんなで協力して仕事を助け合う文化があります。
決して一人で仕事をするのではなく、みんなで気遣ってお客様のために仕事をする意識があるので、あったかいですね。

プライベートな話ができる人もいれば、抵抗がある人もいると思います。
「コミュニケーションが取りづらくなっているスタッフがいるかもしれない」と配慮し、相手の状態に合わせて声掛けをすることを心がけています。スタッフがどんな体調で、元気に仕事ができているかは常に気を配っています。

会津屋は、お客様に大切な方とのお別れをしっかりとして頂きたい。その為にはお客様の想いを汲み取り、想いを引き出すことが大事なのではないかと考えています。
スタッフ間でのコミュニケーションから日々意識し、最後の一歩まで相手の心に踏み込んで、お手伝いができる会社でいれたらいいですね。

お客様にとっての最期の場面を、よりよくするお手伝いをこれからも陰ながらしていきたいです。
日々の業務に追われてしまうと、コミュニケーションを交わす機会が減ることがありますが、みんなにとっての縁の下の力持ちになれるよう、相手の感情に寄り添える関わりを大事にしていきます。